「仕事が遅い」「要領が悪すぎ」「やる気ある?」
これら全て新人看護師時代に散々言われてきたことです。定時で終わったことはただの一度もありませんでした。
私は新人時代から大学病院の循環器で働き、月残業100時間を経験している看護師です。転職し、チームリーダー、教育責任者まで成長し、気がつけば7年目になっています。
転職して、コツが掴めた今では「要領がいいね!参考にさせて!」と言われるまでに。
さて、一体どうやって成長したのでしょう?
皆様の看護師ライフに少しのヒントになるように、要領がいいと言われるための極意について紹介して行きます。
この記事を読めばあなたも要領がいい看護師の仲間入り!記事は3分もあれば読めるのでご心配なく。暇つぶし程度にどうぞ!
目次
要領がいいと言われるための極意5選

どうしてそんなに仕事が早いの?こう思うことってたくさんありますよね。それと同時に要領悪い自分が情けなくなってしまいます。
ですが、どんなに願ったところでいきなり要領が良くはならないんです。これは先輩看護師も同じ。ただ、要領良くなる方法ならあります。
コツが掴めれば誰にでもできるようになります。
要領がいいと言われるための極意は以下5つです。
・やるべきことを紙に書き出す
・時間を把握
・すぐに終わり、優先順位が高いものから終わらす
・助けを求める
・動線を把握する
この5つをマスターすることができれば、今よりも要領が良くなり、仕事が早く終わることは間違いなし。ここら辺は先輩看護師もなかなか教えてくれないと思いますので、経験から説明していきます。
定時で帰るコツも見ておきましょう→定時で帰るコツ5選

やるべきことを紙に書き出す
当日行う処置、手術搬送予定、点滴交換の時間など全てのやるべきことを紙に書き出します。
10分程度使ったところで、定時終わりに支障が出ることはありません。
なぜなら、要領良く部屋周りを行うことができるようになるから。
とりあえず目の前に迫っているところから終わらせようと動き始めると、整理しながら効率よく動けなくなるのは目に見えています。いつもそこで失敗しています。
多少のプラン変更はあっても、最初にやるべきことを紙に書き出し、頭の中が整理できれば動きながらでも自然と効率よく動くことができるのです。
これは実践して欲しい。
ついでに、データなんかもメモしておきましょう。それなら、患者さんごとの状態把握にも役立ちますので、アセスメントもすぐに考えられるようになります。
全ては動きながら考えるため。ここができれば今よりも早く仕事を早く終わらせることができるでしょう。
時間を把握
先述した動きを実践するのに繋がってくるのですが、自分が一つの処置をするのにかかる時間、点滴交換するのにかかる時間を把握することです。
今何時か?これを確認するのももちろん大事!その前に、自分が行動するのにかかる時間を把握するとより具体的にスケジュールを組むことができるようになります。
また、自分の動きを把握することで、優先するべき処置や時間を見ながら処置順番をズラすことができる。
処置に思ったよりも時間がかかってしまって、午前中に1つの処置しかできなかった。こんな経験ありませんか?
そうなると全てが後にずれ込んでしまい、結局記録する時間がなくなり「残業」となるのです。
もし自分の技術力を把握し、時間がかかるとわかっていたら?すぐに終わるものを2〜3終わらせてから、時間のかかるものは午後に回せば良いだけですよね?
要領がいいとはこういうことです。
・清拭
・点滴交換
・OPE出し準備
・ルート挿入
・尿道カテーテル交換
それぞれどのくらい時間がかかるのか、書き出してみましょう。終わる時間が早くなれば、それは自分が成長している証拠です。
要領がいいとは、自分を知ることからです。
すぐに終わり、優先順位が高いものから終わらせる
これは少しアセスメントが必要になってきます。
状態悪化しており、今すぐルートを取らないといけない。そんな時に、他患者の清拭をしている場合ではないですよね?
では、前日褥瘡が悪化しているとの情報があり、ドレッシングを剥がして確認しなければならない。OPE出しまでは20分位ある。
この状況下であれば、剥がして確認するだけですからすぐに終わりますよね?そして状態が悪化しているわけですから優先度も高い。すぐに取り掛かりましょう!
その後、リーダーに状況報告してOPE出しを終わらせる。20分あれば色々できますよね。ここで優先度を考えて行動できるかが大切。
助けを求める
自分の部屋だけ処置多いよ!バルーン交換も3件あるし!
こんな状況ありませんか?
付けられている部屋によっては、他メンバーと落差があります。こればかりはしょうがない。この場合、他メンバーには余裕があるはずですから、優先度の低いものをお願いしましょう。
全て一人でやろうとしないこと。これをしてしまうと、一生定時で帰れません。過去の私がそうでしたから。何も、お願いすることは恥ずかしいことではありません。
看護はチームです。チームのサポート力があって、患者さんに良質なケアが提供できます。時間のない中で行う処置と、時間を使って丁寧に行う処置で差ができてしまう。
ケアの提供量はチーム力で埋めるもの。
ここを一番に考えてください。
助けを求めることは、患者さんに良質なケアを提供することができ、自分も早く終わらせることができる最高の技です。
明日からすぐに実践しましょう。何年経っても使える技です。逆も然りで、自分もどんどんメンバーを助けていきましょう。
動線を把握する
動き時に「動線」を意識していますか?
例えば、ナースコールがあり部屋に訪室します。患者さんをトイレに連れて行った後、そのままナースステーションに帰ってしまっている方がいたら勿体ない!
その時に同じ部屋の方の点滴残量を確認することもできるし、環境整備もできる。タイミングが合えば血糖測定もできるし、状態が気になる方も体温測定もできる。
動線を意識するということは、こういうこと。
少しの積み重ねが、後々響いてきます。小さいことは、ついでに終わらせる。
要領が悪い=看護師に向かない訳ではない

「要領悪いし、看護師向いてないのかな?」こんな風に思うことありませんか?
時間もかかっている、定時に終わらない。この状況があるとそう思ってしまうのも無理はありません。私もそうでした。
でも、それは科が悪いだけ。看護師に向いていないことにはなりません。
あなたがいるのは急性期?それとも慢性期?循環器?消化器?
自分に合っている科は無限にあり、人間関係が良い病棟もたくさんあります。ただ単純に、その職場に出会えてないだけです。それだけで看護師を辞めてしまうのは非常に持ったいない。
看護師は再就職がかなり楽な職業です。資格を持っているだけで周りから重宝されるため、働けないということはまずないでしょう。
看護師向いてないと考えるくらいの職場にいるなら、転職するのが一番良いです。なぜなら、本当に働いてて楽しいと思える職場があるから。
私は月の残業が70〜100時間という地獄の職場にいました。そこから転職しただけで、今では7年目の看護師です。要領が良く、教育責任者がふさわしいと言われるようにもなりました。
転職の可能性は無限大。
早速行動する→オススメの転職エージェント3選
エージェント登録方法→2分で終わるエージェント登録
一箇所にとどまる必要なんてありません。長い人生。これからの未来の為に、少しだけ動いてみることをお勧めします。
要領がいいと言われて充実した看護師生活を送ろう

今回は要領がいいと言われるようになるための極意について紹介しました。
・やるべきことを紙に書き出す
・時間を把握
・優先順位が高いものから終わらす
・助けを求める
・導線を把握する
とりあえずはこの5つを試してみてください。慣れてくれば、自分が要領良く動けているのかがわかります。
それでも変わらない場合、転職することをオススメします。
今いる病院が全てではないので、看護師向いてないと考える前に行動してほしい。絶対に自分に合う病院はあります。
