新人看護師の皆様、転職されて1年目の皆様、入職おめでとうございます。
「1年目」というのは、新しい環境ということもあり、何かと不安ですよね。
「仕事覚えられるかな?」「優しく接してもらえるかな。」など、悩みを抱えている人はいらっしゃいますか?
全ての悩みを解決する方法は「信頼される看護師になること」です。
私は新人看護師から大学病院で働き、転職して現在7年目の看護師です。チームリーダーや教育指導係を任せられるまで成長することができました。
今回は、そんな私は1年目の働き方について紹介します。
信頼される看護師になるには、1年目がとても大切。是非この記事を参考にしてください。
目次
看護師転職1年目の働き方6選

転職して1年目は既に看護師として経験のある方々なので、より不安に思う部分が強いと思います。
ただ、新人看護師でも、転職して1年目でも共通して言えることは「信頼」を得ることで1年目を無事に乗り越えることができるということ。
では、その「信頼」を得るためにはどのように働けば良いと思いますか?
答えは下記の6つです。
・とにかくメモを取る
・物品の場所を覚える
・自信のあるスキルは堂々とする
・謙虚さを忘れない
・先輩、後輩関係なく声かけと手伝いをする
・わからないことはすぐに質問する
この6つができれば見事「信頼」を得ることができます。
それぞれ、細かく説明していきましょう。
とにかくメモを取る
指導されたこと、注意されたことなど新しく覚えることはメモしておく。これは新人看護師時代にもあったこと。
経験のある転職1年目でも、やることは一緒です。
一度聞いたことがある内容でも、その病院の部署ではやり方が違ったりします。しっかりメモをとって2回目に同じことを言われないようにしましょう。
初めからできなくても良いので、覚えようとしているかどうか。ここを見ています。私もよく指導の場面がありますが、新人よりも転職して来た方の姿勢は特に見ます。
どれくらいできるのか、新しい部署に馴染もうとしているのか。
メモを取っているかどうかでここまで見れるのでしっかり取りましょう。
物品の場所を覚える
病院が変わったり、新卒で入ると最初に困るのが「どこに何があるのかわからない!」という事態に陥ります。
・処置を行う時の物品
・点滴をつなげる時のルート
・Baキットの場所
・シーツや病衣の場所
・酸素ボンベの場所
数えればキリがないですが、どこに何があるのか把握するだけでもすぐに処置やケアに移行することができます。
先輩看護師から「〇〇持って来て!」と言われた時に、すぐに持って行くことができるか。ここが重要です。
新参者が物品の位置を覚えていたり、病棟のルールを覚えていたりするとこちらとしてはとても安心。「しっかりしている」という評価になります。
そういう姿勢が見えれば、こちらとしても教えたくなるものです。
業務終了後にこっそりそれぞれの物品がどこにあるのか把握しておきましょう。先程のようにメモにまとめておくと効果的。
自分がスムーズに動けるためにも物品の位置は絶対に覚えておきましょう。要領良く動けることで信頼を得ることもまた一つです。
自信のあるスキルは堂々とする
転職前の病院でいくつか看護技術を習得していることと思いますが、それらはどこの病院へ行っても共通して使えるスキルです。
今のあなたにとって自信のあることはなんですか?
少し考えてみましょう。
・採血
・ルート
・清潔操作
・サクション
・導尿
・コミュニケーション
・重症管理
・情報収集能力
どれでも良いです。今まで自分が習って来て、自信を持っている技術は転職後でも自信を持ってやること。
特に、全科で使える技術に関しては、自信を持って行えるとスタッフから信頼を得ることができます。
なぜか?
安心して任せられるからです。少しでも不安要素があると、それだけ見守る必要性が出てくるのでこちらとしても「自立で良い」と判断できないのです。
それが、自信を持って実施している場面をみると不安要素を取り除けるので助かるわけです。
もし、情報収集に苦手意識がある方はこちらの記事を参考にしてみてください。全科共通なので必見です。

謙虚さを忘れない
転職前に役職が付いていたとしても、後輩指導の経験があったとしても、転職後は「1年目」です。
経験があるからといって、「傲慢さ」を出してしまうと浮いてしまいます。
患者さんの為に一生懸命で、スタッフに気を配ることができる。
こういう点が大切なのです。その積み重ねにより、「信頼」を得ることができます。
知識もあって、頼れる一面もある。スタッフには優しい。こんな看護師に頼りたくなるのは自然なこと。
あくまで謙虚な1年目で働きましょう。
先輩、後輩関係なく声かけと手伝いをする
これもスタッフへの気遣いに入ります。
手伝いができるということは、業務に対して余裕があるということ。また、スタッフへ気遣いができることは信頼を得ることにもしっかり繋がっていきます。
転職して1年目となると、年齢や経験は上だけども、そこの部署では1年目というジレンマが生まれる方も多いです。
そこで、先輩や後輩に関係なく気を配ることができる看護師は重宝されやすいのです。相談しやすい、仕事もできるという評価になればこちらのもの。
気になってしまう点もあるでしょうが、最初は気配りしながら動いて行きましょう。その方がうまく行きます。
わからないことはすぐに質問する
新人NS時代と一緒です。
経験あるからといって知っているふりをするよりも、わからないことはすぐに質問し、次回以降できるようになれば良いだけの話。
新しい部署からしても、聞いてきてくれる方が安心します。何も聞いて来ない方が「ちゃんとできているのかな?」不安になりますからね。
「確認」の一言だけで、安心感は一気に上がります。一つひとつの積み重ねが、後に信頼を得ることへ繋がります。
信頼される看護師になりましょう

看護師転職後は誰だって「1年目」です。
経験があったとしても、その部署では1年目なので、今後のために信頼を得る必要があります。
信頼を得ることができれば、その部署で認められた証拠。格段に働きやすくなります。
メモを取る、物品の場所を覚える、謙虚さを忘れないなど聞いてみれば、当たり前なことに聞こえるのかもしれない。ですが、その積み重ねが「信頼」へ繋がります。
これができると、一気に働きやすい環境に変わります。
私の部署でも、中途採用の方がいますが、やはりスタッフに信頼されている看護師は6つの行動ができているかどうかで信頼へ繋がっていました。
・とにかくメモを取る
・物品の場所を覚える
・自信のあるスキルは堂々とする
・謙虚さを忘れない
・先輩、後輩関係なく声かけと手伝いをする
・わからないことはすぐに質問する
逆に、この6つの行動をしても、信頼を得ることができない場合は、職場自体に問題がある可能性があります。
理不尽に罵倒される、わからないことを聞いても教えてもらえないなどのことがあれば問題ですね。
これではせっかく転職したのに意味がない。
そうならないために、転職エージェントを利用する時には転職成功できるようにしっかり行動することが必要です。転職成功したい方は必見なので是非こちらの記事をご覧ください。
