「看護師になったけど、毎日辛すぎる。」
こんな悩みを抱えていませんか?
業務はやることが多いし、怒られるし、技術はいつまでもできない。おまけに残業もあるし、なんだったら残業代は出ない。
これでは、辞めたくなるのも無理はありません。
私は新人より大学病院の急性期で働き、残業100時間に挫折。現在の職場に転職してからは教育責任者まで成長することができた看護師7年目です。
これまでに何度した結果、困難を乗り越えて今にいたいます。
・辛すぎるのに乗り越えられた理由とは何か?
・そもそも、辛すぎる理由の大まかなものは?
・「辛い」を乗り越える必殺技あり?
上記3点を紹介していきます。
看護師で働く皆様の原動力、看護師ライフのヒントになればと思います。
目次
看護師の仕事が辛すぎる5つの理由

一言で言うと、看護師って辛すぎるんですよね。
転職や退職する理由で多いものは「業務内容が辛すぎる」という理由です。
細かい内容について以下5つにまとめてみました。
・長時間労働を強いられる
・労働内容に対して給料が低い
・重症患者の管理が大変
・人間関係がひどい
・夜勤が辛い
何となく今の自分に当てはめて考えてみてください。
さて、該当する方はいらっしゃいますか?
ここからは、私の経験も交えながらもう少し細かくみていきましょう。
長時間労働が辛すぎる
皆様は残業どれくらいしていますか?
月に10時間?いや、30時間ですか?それよりももっと?
看護師業界はとにかく残業が多すぎる。しかも、これは定時以降のものだけではないのが更に辛いところ。
勤務開始前に皆様出勤していますよね?
なぜなら、「情報収集」があるから。少し、特殊ですよね。
・情報収集
・点滴作成
・手術出しの確認
・食事介助
これら全て始業前に行っているんです。それから勤務開始して、定時以降も記録や処置で残るというもの。
始業前残業について過去記事でも紹介していますが、看護師には必要なことなので余程のことがなければ避けられません。
それに加え、残業もすると、本当に朝から夜まで働きっぱなしの「長時間労働」になります。これが何より、辛すぎる。
あまりの過酷さに、すぐに辞めてしまう看護師もいるくらいです。
労働内容に対して給料が低い
科によって違いはあるものの、人の命を預かる責任重大の中で働くプレッシャーは相当なものです。学生から新人看護師に上がった時、よく震えながら処置していたのを覚えています。
人に針を刺す、亡くなるかもしれない患者を相手にする。吐物の処理、排便管理。人が触れたくない部分も介入しなければなりません。
・ルート留置
・心臓マッサージ
・人工呼吸器管理
・吐血対応
・CV挿入介助
・排便処理
・徘徊患者対応
・家族トラブルに介入
挙げればキリがないですが、これ以上にもっと業務はあります。1日に10個の処置とか日常的にあるんですね。
残業も30時間は当たり前。
それらに対しての給料が低すぎるんですよね。手取りでもらえて、22万円〜25万円程でしょうか。やりたいか?と言われれば、やりたくない仕事だと思う人もたくさんいるわけです。
特に急性期では点滴、処置が多いので、昼休みに入る余裕がない位忙しい毎日に嫌気がさして辞めてしまう方もたくさんいます。
同じ看護師でも、業務内容に圧倒的に差がある場合、そりゃゆったりして高い給料がもらえる方が良いに決まっている。
重症患者の管理が大変
よく医療ドラマで見かけるシーンに、管だらけの患者がいる時ありますよね?
生きるか、死ぬか。その極限に立たされている患者さんの管理をするのは本当に大変。
人工呼吸器管理、PCPSやCHDFなど機械の知識も必要になります。それらに加え、危険な薬剤の管理、慎重な点滴管理。気が抜けない毎日に身体も心も疲弊してしまいます。
ストレスにより体調を崩す人も多いのが現実。もちろん、急性期でバリバリ働いている方もたくさんいます。しかしながら、合わない人もいるので、心の病を持つ前に転職する方が良いですね。
人間関係がひどい
人間関係の問題は転職理由でも上位に入る理由の一つですね。
「怖い先輩に毎日怒られる」「挨拶を無視される」挙げればキリがないくらい。
今思えば、あれ「パワハラだったんじゃない?」と思うものばかりでした。
看護師は技術職なので、どうしたって技術は教えてもらわないと上達しません。それなのに教えてもらうばかりか、指導ではなくいじめに発展することも少ないのが現実です。
毎朝出勤しては教えてもらえず、ただ怒られるだけの毎日。特に、新人時代はひどいものです。
夜勤が辛すぎる
夜勤は2交代と3交代があります。
どちらも夜中働くんですが、これが一般企業に比べると特殊。みんなが寝ている時に働くので体がついていかない。慣れるまではかなりしんどいです。
2交代と3交代どっちが辛いの?と聞かれると、それは人によりますね。
上の記事で詳しく紹介していますので、是非参考にしてください。
休みが少なく感じたり(実際少なくなる場合あり)、夜中休憩に入れるぶっ通しで働く、夜間の救急患者対応など辛いことばかりです。
また、夜勤帯はどうしてもスタッフの数が少なくなります。ペアの人が怖い先輩だったら?長時間2人で過ごすことを考えるとストレスでしかないですね。
夜勤の勤務形態が合わずに看護師をやめてしまう方もいるくらいです。
辞めたいと思ったけど続けられた方法3つ

看護師が辛すぎる理由について説明してきましたが、ここにきて絶望しかないあなたへ。ちゃんと、続けられた方法も用意しています。
続けられた方法は以下3つです。
・辛い時は休んだ
・生活するために働いた
・転職した
どれも当たり前に聞こえますが、いざ実践しようとすると難しいものです。私が、これまでどのように工夫しながら7年間看護師を続けてきたのか紹介していきます。
少なくとも、かなり辛い状況を味わってきたので参考になるかと思います。
辛い時は休む
どうしたって辛い時ってあるはずです。人間ですから。
死ぬきで仕事に向かうという人もいるかと思いますが、全員がそんな前向きに頑張れるわけけじゃない。自分が潰れる前に何か対策しなければなりません。
そんな時は、遠慮なく休むこと。
先輩看護師が怖い?休んだら文句言われる?
そんな職場はやめてOKです。
でもその前に、一度休んでしまいましょう!
一人欠けても、現場は何とか回るものです。それよりも、先ずは自分を大切に。看護師は思ったよりも、身体に負担がかかります。それは、精神的にもそうです。
生活するために働くという精神
専門学校や大学に通い、辛い実習を乗り越えて手に入れたのが「看護師」というゴールドチケット。これさえあれば、就職に困らず、どこでも働くことができるチケットです。
世間では独立したり、フリーランスで働く人もたくさんいますが、いきなりそれで生活費が稼げるかと言われれば、それは難しい。
なので、とりあえずは今生活するために看護師で働くと思いながら前に進んでいると、気が付けば7年目です。
もちろん、ここに来るまでには大学病院から民間の病院に転職したという経過もあります。全てが上手くいってない。だけれど、上手くいくようにするのも自分です。
転職した
私は新人から大学病院の循環器で働き始め、そこから民間の慢性期病院に転職しました。
大学病院に入ることがエリートだと勝手に思い込み、飛び込んだものの残業100時間という超絶ブラック病院で過ごしていたわけです。それも、残業代なし。
始発の地下鉄で朝ごはんのパンを食べながら寝ていたのを思い出します。
それくらい辛い状況で、ずっと看護師を続けるのにはやはり無理があります。意味もないインシデントが続いたり、同期が全員辞めてしまったり、本当に辛すぎる毎日。
転職エージェントに連絡して、すぐに希望条件を伝え、2ヶ月以内に転職しました。それ以降、いまもずっと同じ病院に務めています。気が付けば、教育責任者兼、チームリーダーです。
あのままずっと同じ病院にいたら、間違いなく看護師を嫌いになっていたでしょう。当時、すでに看護師になったことに公開していましたから。
辛すぎる環境に置かれた場合、看護師には転職エージェントという頼れる存在がいます。本当に親身に相談に乗ってくれたり、理想の病院を探してくれるので利用することをオススメします。
今の病院がなかったら、こうしてブログを書くこともなく、看護師を続けることもできなかったと考えると、転職は自分の運命を変えるなと今となっては思います。
辛すぎる時、人生を変えたい時は転職してほしいと思います。自分に合う病院は必ずありますし、世界が変わりますから。
結果、看護師7年目になりました

辛すぎる経験を乗り越え、今では7年目の男性看護師に。
長時間労働を強いられたり、労働内容に対して給料が低い。辛すぎる理由はたくさんあります。それでもここまで来られたのは「転職」のおかげ。
今が辛すぎるなら、辛くない病院で働くだけ。
・生活のために働く
・辛い時は休む
・転職する
対処法はいくつかありますが、それらを実践しても変わらない場合は、3番目の転職しかありません。
「転職」が看護師を続ける唯一の必殺技ですよ。ドン底を経験したからこそわかる。
職場を変えるというのは、学生でいう転校に近い。とても怖いし、勇気がいる行動です。
ただ、それで好転するならやってみる価値はあります。大丈夫、あなたならできる。
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あなたが看護師を続けられるために、全力で応援します。