今回は夜勤が3交代から2交代になってから起こった変化についてお話ししていきます。
看護師であれば誰もが経験する「夜勤」
他の職種からすれば考えられないそうですが、24時間体制で患者管理をする病院では避けては通れません。
夜勤には3交代と2交代の2種類ありますが、私は2交代がオススメです。これについては、実体験を交えて後ほど説明していきます。
私は大学病院で3交代を経験し、転職して2交代になりましたが、もう元には戻れない程充実しています。
2交代の何がそんなにオススメなのか?夜勤の回数ってどれ位?
気になりますよね。
休日の感覚で例えると、月の休日が6日から8日になる感覚です。
これだけ見ると、単純に休日が増えているように見えますが、読み進めていくとその意味がわかります。
・夜勤経験している看護師
・3交代が辛い方
・2交代について知りたい方
是非参考にしてください。
3交代から2交代になった変化5つ

夜勤が3交代から2交代になり、仕事や生活に大きな変化が現れました。
今、自由に使える時間が増えるとしたら何をしたいですか?
読書?映画鑑賞?勉強?とにかく寝たい?
働く以外に、やりたいことなんてたくさんありますよね。
正直いうと、その時間が増えます。これが大きな変化の一つです。
自分にとって、この変化はメリットばかりなので「2交代って実際どうなの?」という方は参考にしてほしいと思います。
✅月の休日が多くなった
✅仕事とプライベートを分けられるようになった
✅生活リズムが良くなった
✅給料が上がった
✅休憩が取れるようになった
これだけの大きな変化があります。
唯一のデメリットは拘束時間が長いことくらいで、メリットの部分が大きすぎる。
この時点で「今すぐ2交代に転職だ!」と思った方。背中を押しますので、転職についてまとめた記事に進んでください。

もっと詳しく知りたいと思った方は、少々お時間ください。それぞれの変化についてまとめていきます。
月の休日が多くなった
これはですね、時間のロジックのようなものなんです。
夜勤は17時から翌日の朝9時まで。当日は「夜勤明け」翌日は「休み」というシフトになります。
そうなると、明けの朝9時〜2日後、またはシフトによっては3日後、4日後まで休みとなります。
これが3交代だとどうなるか?
シフトで準夜勤→準夜勤→休み→深夜勤→深夜勤というものがあるとします。
この間の「休み」はシフト上休日扱いなんですが、よくみてください。次の日深夜ですよね?ということはですよ?
休日なのに0時頃には病院に向かわなければならないのです。ということは、その前に仮眠取らないとしんどいですよね?休みどころではないです。
このシフトが月に2回あったとしたら、自由に使える休みはたったの6日。
少ないですよね?
2交代の方が圧倒的に自由に使える休日が多いということになります。最初は3交代が当たり前だと思っていたので、休み少ないな位にしか思っていなかったんですが、3交代の存在を知ったらそっちに行きたくてしょうがなかったです。
3交代は夜勤を2つに区切っている分、1回の夜勤時間は短いんですが、それでも休日が多い2交代の方が良いです。
2交代のおかげで、こうしてブログも書けていますし、英会話もできる。疾患の勉強や、読書もできる。友人と休みも合わせやすい。メリットばかりです。
仕事とプライベートを分けられるようになった
先述した通り、自由に使える時間が多くなります。
その結果、仕事とプライベートをしっかり分けられることができるようになりました。
夜勤明け、休みとしっかり休める時間を確保できると、仕事以外のことを考えることで頭の中をスッキリさせることができるんですね。
これが、仕事を続けることへのモチベーションに繋がっています。
仕事中は疾患や症状、アセスメントに全力を注ぎます。どんなに小さな変化も見逃さない勢いで集中する。プライベートでは、趣味であるブログや、英会話に使い、仕事以外で自己成長させてあげる。
こういった時間の使い方が、さらに自分を成長させてくれる。
これが2交代の魅力でもあります。
生活リズムが良くなった
日勤か、夜勤かの2パターンしかないため、生活リズムが作りやすい。
3交代だと、16時30〜働くパターンと、0時30分から働くパターンがあるため、それぞれ睡眠時間を調整する必要があり、しんどいです。
そうしているうちに、日勤中眠くなる、休日に早起きができないなど生活リズムが狂ってしまうのです。
「休日なのに疲れが取れない」
と感じている方は、この睡眠パターンが崩れているのも一種の原因です。
2交代になってからは、夜勤明けはそこそこキツイですが、2パターンになったことにより、疲労が蓄積されることがなくなりました。
給料が上がった
3交代から2交代になったことで給料が上がりました。
これは、労働基準法により、深夜割増賃金を支払うように決められているため、単純に2交代だと給料が高いのです。
2交代の手当は1万円〜1万五千円、3交代は準夜で3千円〜4千円、深夜で8千円〜9千円です。月のクールを考えても、2交代の方が給料が高くなる確率はかなり高くなります。
他の看護師と給料の差を付けるのであれば、「夜勤手当」による差が大きいので、手当が高いところで働くと給料は自然と上がります。
「ナースパワー」という月の給料が40万円超えることが確定している転職会社もあるので、気になる方はこちらの記事もチェックしてみてください。

転職を考えているなら、一度相談することをオススメします。
休憩が取れるようになった
3交代の夜勤は一つ一つの時間が短いために、やることが多く休憩に入れないことが多いんです。
これが2交代だと、勤務時間が長いので、2時間の休憩に入れることが多いです。
急性期の2交代の場合は急変に当たると休憩に入れないこともありますが、慢性期の場合はほとんど休憩に入ることができます。
2時間休めるだけでも、疲労感はかなり軽減されます。そのため、無理なく夜勤を続けることができますね。
夜勤回数の変化

2交代の現在では、月に4〜5回の夜勤があります。1回の時間が長いですが、夜勤自体の回数は減っているので、しっかり休むことができています。
3交代時代は、準夜勤4回、深夜勤4回というシフトが多かったですね。これだと、シフトによっては週6日病棟勤務している感覚になることがあります。
3交代で、一番ひどいシフトは・・・
日勤→日勤→日勤→準夜勤→準夜勤→休日→深夜勤→深夜勤
このシフトを組まれると、深夜入りの休日が休み扱いなので、自分が病棟にいる日数は連続で8日。
しかし、休日挟んでいるので法律的に問題ないということになってしまいます。
・夜勤回数が多いのに、貰える給料は低い
・夜勤回数が少ないのに、貰える給料は高い
もちろん、後者が良いですよね。回数や金額を考えても、2交代が良いですね。
まとめ
3交代から2交代になり、5つの変化があり、今ではとても充実した毎日を送れています。
16時間勤務と数字だけ見ると長く、辛そうなイメージがつきやすいですが、シフトをみて見ると休日がしっかり取れることや、自由な時間を取ることができるといったメリットがあります。
生活リズムが整いやすいため、疲労も取りやすく、予定も立てやすい。仕事もプライベートも充実させたいのであれば、2交代が断然オススメです。
ここまで記事を見て「やっぱり2交代が良い!」と思った方は転職することをオススメします。
しっかり休んで、無理なく看護師を続けましょう。