看護

現役看護師は語る。大学病院が辛い理由7つ【辛すぎて転職しました】

今回の記事では、大学病院が辛い理由についてお話ししていきます。

私は新人からの3年間、大学病院で働いていました。

学生の頃、有名な大学病院で働くことが正しいと教わり、大学病院に就職しましたが、残業・急変対応など毎日が忙しく、とても辛い毎日でした

3年経過した後に、辛過ぎる為転職し、今は慢性期の病院で働き、チームリーダー・教育担当になるまで成長することができています。

今思うことは、有名な病院で働くことが全てではなく、看護師といてやりがいを持って働ける病院が正解だと感じています。

大学病院が辛かった経験にピックアップし、紹介していきますので、就職を考えている方や転職することを考えている方は参考にしてください。

大学病院が辛い理由7つ

地元でも有名な大学病院。そこで働いているといえば「すごいね!」「給料高そう」など言われますが、実際は残業だらけの辛い毎日。

病院のホームページからは想像もできない辛さがありました

そこで、辛い理由は何なのか?

3年経験した中で、辛い理由を7つ上げていきます。

✅残業が多い

✅業務が忙し過ぎる

✅重患対応が多い

✅急患が多い

✅研修が多い

✅休日少ない

✅夜勤休憩に入れないことが多い

以上7つがメインで辛いです。実体験を基に細かく説明していきます。

残業が多い

とにかく「残業」が多いです。

プロフィールにもありますが、私は月に70〜100時間の残業を3年間経験していました。トータルで2000時間以上は残業している計算です。

転職して、今は2000時間→10時間程まで減らすことができたわけなんですが・・

転職しなければ、残業は回避できませんでした。

転職について気になっている方はこちらからどうぞ。

看護師転職の全てはこの記事で解決。現役がオススメ紹介します。今回の記事では、看護師転職についてお話ししていきます。 先ず、毎日ご多忙の中、頑張って働いている看護師の皆様、お疲れ様です。 ...

大学病院は急性期。急性期は、いわば毎日患者の入れ替わりが激しいわけです。それに加え、重症患者の対応や、処置、サマリーの作成などをしているうちにあっという間に定時は超えます

それ以外にも、勉強会や研修が加わるので、全て残業になります。

もう少し説明すると、業務開始1時間前に病院出勤していることも立派な残業になります。「始業前残業」という名前の残業なんですが、患者の情報収集、点滴作りを行うのでこれくらい前に出社しなければ間に合わないんですね

【男性看護師】始業前残業はいらない?!朝早く出勤するのを回避するたった一つの方法紹介今回の記事では、始業前残業を回避する方法についてお話ししていきます。 看護師あるあるなのが、始業開始前30分〜1時間前から出勤して...

これも、大学病院の特徴です。

こういった理由から残業が多い。残業が多いと毎日病院にいる感覚になり、体力的・精神的に辛いです。

業務が忙し過ぎる

とにかく忙しい!

こう叫びたくなるような毎日が特徴的です。

急性期の1日スケジュールについてまとめてみたんですが、改めて文字に起こすとやることがあり過ぎる。

朝一の入院から始まり、OPE出し、診療の補助、処置、カンファレンス、清拭、緊急入院対応、サマリー作成等を1日で終わらせます

慢性期だと、OPE出しや緊急入院がないのでその差は明らか。

大抵、業務開始時にゴールが見えるものですが、スケジュールを組むと終わりが見えません。そんな毎日が辛すぎる。

例えば、10時に点滴交換、OPE出し、処置が全て重なった多重課題が毎日起こるイメージです。「こんなに同時にできないよ!」と思いながら業務をこなす。

怖い先輩に頭を下げて処置をお願いするくらいやることが多い。そんな病院が大学病院です。

全ての病棟がこんなに忙しいのか?と言われれば、そうではありません。

ただ、これだけ忙しい病棟がたくさんあるので、それだけはお忘れなく。

重患対応が多い

大学病院ですから、重症な方がたくさん入院しているわけです。

点滴をしなければ血圧維持できない方、人工呼吸器を付けている方、腎不全で排尿が全くない方、冠動脈が全てつまって苦しんでいる方などたくさんの方が入院しています。

一つのミスが患者の命を奪ってしまう。

そんな緊張した空間で1日を過ごさなければなりません。

しかも、その人数が多い。緊急入院してきた方、前日から急変している方など何人も対応しなければならない。

患者の中には「大学病院の看護師さんなんだから、優秀なのよね?」と言われる方もいます。

自分にのしかかる責任が他の病院と比較しても圧倒的に高いのです

そんな中で業務をしていると、看護師としてのレベルは確実に上がります。

しかし、それよりも責任の重大さの方が精神的に辛いのです。

急患が多い

ただでさえ忙しい業務なのに、業務の途中に「緊急入院」が入ってくるわけなんです。

急患対応があると、付きっきりになるために他の業務が一切できなくなります。こうなると、残業になるのは確定。終わるのは20時過ぎになることは当たり前。

さらに、緊急入院なので、今にも命が危ない患者を対応するわけですから、緊張感もすごいです。

大学病院ではこれが、ほぼ毎日起こります。

必ずしも自分が対応するわけではないですが、毎日緊急入院があるので、自分が対応する機会が多くなるということです。

研修が多い

大学病院の良いところは、キャリア形成がしっかりされているところです

新人から入った看護師が、段階を踏んで成長できるように研修などが組まれています。教育がしっかりされているところにおいては、さすがは大学病院だなと思うわけです。

しかし、研修・勉強が多過ぎるんです!

普通に業務をこなしているだけでも、緊急入院や重症患者対応が多いのに、研修や勉強会に参加すると仕事が終わらない。

さらには、休日出勤してまで勉強会に参加しなければならないので、プライベートも削られる。看護師としてレベルアップはできますが、毎日病院にいる感覚で疲労感は取れません。

特に新人の頃は研修や勉強会が特に多いので、休日はあまりないです。

新人は勉強会に参加するべきかという記事を書きましたが、今思うと本当に必要なものだけで良いです。強制参加だったので、避けることはできなかったですが、本当辛かったですね。

休日少ない

先程、勉強会について記載しましたが、休日でも勉強会や研修に参加しなければならないので休日が少ないんですよね。

私の同期のサラリーマンからしたら、こんな話は信じられないそうです。

休日が少ない理由としては「3交代」というのがあります。

どういうことか?

3交代だと、夜勤の際に深夜0時に出勤する日が休日扱いになります。場所によっては、0時前に出勤しなければなりません。そうなった場合、休日にならないんですね

準夜勤、深夜勤のクールが月に2回あったとして、4週8休だと、6休のような感覚になります。これが辛い。

3交代は夜勤の時間が短い分、1日ガッツリ休める日が少ないので、疲労取れないんですよね。転職して2交代になってから、疲労感が全然違って驚いています。

夜勤休憩に入れないことが多い

夜勤中は1時間〜2時間休憩確保することが決められていますが、まず入れません。

夜勤中も業務が多く、点滴交換や重症対応、緊急入院対応など重なってしまうので、ぶっ通しで朝を迎えることがほとんどです。体力、精神共に疲弊して業務終了します。

また、少ない人数でこういった事態に対応しなければならないため、精神的不安もあります。結果、夜勤が怖くなってしまう方もたくさんいます。

私が新人で働いていた時は、同期は4人中2人が1年程夜勤に入ることができませんでしたね。緊急対応もできなかったですし、休憩入れずに働き続けるのが体力的に辛かったみたいです。

それくらい、夜勤は辛いです。

大学病院の中でも特に忙しい病棟

大学病院は忙しいですが、その中でも特に忙しい病棟が存在しますので紹介します。

救急、脳外科、循環器科

この3つは群を抜いて忙しく、残業は当たり前だと思ってください。

私は3年間「循環器科」で働いていました。

7時には病棟へ到着し、情報収集や点滴作りを始め、帰るのは22時過ぎ、帰ってから2時まで課題をやって、5時には起きるという新人生活でした。

勉強しないと根拠を聞かれた時に答えられず、業務から外されることもあるので、必死に勉強していましたね。恥ずかしながら、泣きながら帰ったこともあります。

それくらい忙しいのと、体力的にも辛いので、ある程度の覚悟は必要です。

逆に、大学病院でも耳鼻科、皮膚科や眼科、口腔外科などはゆっくり学ぶことができます。同期も定時には帰っていましたので「大学病院で働きたいけど、忙しいのは嫌」という方にはオススメの科です。

まとめ

大学病院は残業が多い、業務が忙し過ぎる、重患対応が多いなどの理由により辛く、覚悟しないと続けるのは困難です。

十分な休日もなく、プライベートもなくなる。全てではないですが、可能性は十分に高いです。これは、経験してきたことから言えます。

それでもなお、働きたい方は人生を看護師に捧げるくらいの覚悟があれば、成長することは間違いないです。これも、研修制度等は素晴らしいので、約束できます。

ただ、今働いている皆様へ伝えたいのは決して無理をしないこと。そして、大学病院は全てではないこと。

私は、転職して、今の充実した生活を手に入れることができました。もっと勉強して、一流の看護師を目指したいと思えるようにもなりました。

あのまま働いていたらと思うと、今でも苦しくなります。

もし、この記事を見て同じように辛い思いをしていたり、苦しんでいる方がいたら、迷わず転職することをオススメします。

今いる環境が、決して全てではありません。

転職について不安がある方はこちらからどうぞ。

看護師転職の全てはこの記事で解決。現役がオススメ紹介します。今回の記事では、看護師転職についてお話ししていきます。 先ず、毎日ご多忙の中、頑張って働いている看護師の皆様、お疲れ様です。 ...

「看護師」が素晴らしい仕事であると心から言える日を応援しています。

ABOUT ME
irohas
irohas
現役男性看護師irohas(いろはす)です。看護師1年目より月間残業70〜100時間という地獄のような日々を3年間過ごし、転職したのちに充実した毎日を手に入れることに成功した一人です。看護師の働き方や、転職方法、仕事術を発信していきます。